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歯がしみる症状をお持ちのかたへ

「冷たい飲み物や、お水でうがいをしたときに歯がしみる」
このような症状をお持ちのかたへ。

こんにちは、ふかい歯科クリニックです。

ここでお話ししたいことは「歯がしみる」=「虫歯」ではないということです。
もちろん虫歯が大きくなると「歯がしみる」ことはありますが、実際は「知覚過敏」という状態でしみているだけのこともけっこう多いのです。

「知覚過敏」はたいてい歯の根元に症状が現れます。
ブラッシングのちからが強いひと、夜中歯ぎしりをするひと、起きているあいだも無意識にくいしばっているひとに多くみられます。

歯の表面は「エナメル質」という硬い組織で覆われていますが、強いちからが加わると歯の根元の「エナメル質」が剥がれてしまい、根元がえぐられたような状態になります。
そこに冷たい水や歯ブラシの毛先があたるとしみるのです。
これが「知覚過敏」の原因です。

それでは「知覚過敏」にはどのような治療をするのでしょうか?
症状が軽いかたには根元にお薬を塗って様子をみることが多いです。
しかし、あまりにもひどいかたの場合は根元に樹脂を詰めて封鎖するという処置をおこないます。
なかには神経を取らなければいけない(かなりまれですが)ケースもあります。

ほとんどの場合がお薬を塗って「知覚過敏ようの歯磨き粉」を使って様子をみさせてもらいます。
知覚過敏は虫歯ではありません。成人の6~7割くらいのかたがお持ちなのでそこまで気にしないでください。

また、日常的に歯をくいしばっているかたは「知覚過敏」だけではなく、顎の関節にも症状が現れることがありますので気をつけてください。

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